アイコン 追報:シティデンタルクリニックの樹啓会の破綻 治療費2億5千万円先取り

福岡市で、インプラント治療を行っていた歯科医院を運営する医療 法人が、2月21日破産開始手続きの開始決定を受けたが、患者で前払いした治療費が返還されていない患者が九州を中心に約200人いて、返還されない治療 費が2億5000万円近くにのぼることが分かった。患者は被害者の会を設立して、治療費の返還を求める方針。

インプラント治療(あごの骨に金具を埋め込んで人工の歯を取り付ける治療法)を行っていた歯科医院「シティデンタルクリニック」は1月閉鎖したが、被害者の会によると、前払いで治療費を支払っていた患者は、返金も治療もされないままになっているという。インプラント治療は、保険が適用されないため、多額の治療費がかかり、医療法人が、福岡地方裁判所に提出した破産開始手続きの申立書などによると、治療費が返還されていない患者は福岡を中心に九州各県で約200人いて、返還されていない前払いの治療費の合計は2億4700万円に上るという。

なかには、約500万円の治療費を前払いし、治療もしないまま返還されていない人もいるという。
被害者の会は、今月17日、福岡市で会合を開いて、今後、損害賠償を求める裁判も視野に入れながら、治療費の返還を求めていく方針。

被害者の会の連絡先の電話は080-(8387)5105まで。

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[ 2013年3月15日 ]
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