アイコン 太陽商事(株)/動向注目

事務機器販売及びパソコン教室の太陽商事(株)(三重県松阪市大塚町348、代表:玉野澄善)は4月4日、2度目の決済不良に陥り銀行取引停止となった。

負債額は約40億円。
  同社は昭和35年4月に設立された事務機器販売やパソコン教室など行っている会社。事務機器や事務用品は、アスクルなどの通販会社の台頭や郊外店の進出に押され、また、不況で企業のコスト削減もあり、以前は40億円以上あった売上高も30億円そこそこまで落ち、経営不振に陥っていた。
さらに、平成24年4月28日には下記のとおり、三重県(保健福祉部福祉監査課)から、社会福祉法人「太陽の里」の資金を同社が不正流用したとして、「太陽の里」が行政処分を受けていた。

<三重県の社会福祉法人に対する行政処分(平成24年04月28日)>
社会福祉法人太陽の里について、理事長による著しく不適正な法人運営が行われていることから、次のとおり、平成24年4月27日付けで当該処分に係る通知を行いました。

1、法人名等
  法人名  :社会福祉法人 太陽の里
  代表者  :理事長  鈴木 齊
  所在地  :松阪市船江町785番地
  経営施設:特別養護老人ホーム第2まごころ苑、小規模特別養護老人ホームまごこ
ろ苑、ケアハウスさわやか苑、若葉さわやか苑、第2若葉さわやか苑、第3若葉さわやか苑ほか
2、内容
  社会福祉法人太陽の里については、平成23年12月の一般監査及び24年3月の特別監査で、理事長による著しく不適正な法人運営が確認されたので、法人に対して社会福祉法第56条に基づく措置命令を行い、次の不適正事項の調査、改善及び責任の明確化を指示しました。
 (1)法人資金5億円が、理事長の関連会社の借入金返済に流用されていること。
 (2)理事長の関連会社へ、土地購入代金完了後も1億4,373万9,900円が支払 
われていること。
 (3)理事長により法人資金が繰り返し流用され、その使途が明らかにされていないこと。

3、今後の対応
 措置命令に対する改善状況に応じ、法人運営の指導や新たな行政処分を検討します。
以上。
<平成24年4月28日の伊勢新聞記事>
理事長が運営資金を不正に流用したとして、県は(平成24年4月)27日記者会見し、社会福祉法人「太陽の里」(松阪市船江町、鈴木齊理事長)に対し、5月28日までに原因の調査や改善を命じる措置命令を出したと発表した。
平成19年から約4年間で、鈴木理事長(77)の関連会社の借金返済や土地売買契約の過払いなどに少なくとも約6億4千万円が使われていた。
県福祉監査課によると、鈴木理事長は平成19年9月~昨年(平成23年)12月、設立に関わった「太陽商事」(松阪市大塚町)の借金5億円を、同法人の運営資金で立て替えていた。

[ 2013年4月 6日 ]
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