(株)組織科学研究所/民事再生申請 医学生物学研究所がスポンサーに
病 理検査会社の(株)組織科学研究所(東京都青梅市黒沢2-984-1、代表:松尾紀子)は4月25日、申請処理を佐藤明夫弁護士(電話 03-5468-7860)ほかに一任して、東京地方裁判所へ民事再生法の適用申請をした。監督員には佐藤三郎弁護士(電話03-3556-2274)が 選任されている。
負債額は約3億5千万円。
大手医薬品メーカーなどから、医薬品や医薬部外品の研究開発における実験動物を使った病理標本の製作や病理組織の検査を受託し、平成17年3月期には約3億200万円の売上高を計上していた。しかし、その後は薬代などの改定から医薬品メーカーなどが発注を控え、同社は経営難に陥っていた。
今後同社の事業は(株)医学生物学研究所が引き継ぎ、同社は整理される見通し。
<医学生物学研究所の4月25日のリリース>
当社は、平成25 年4 月25 日付で東京地方裁判所に民事再生手続開始の申立てを行った、株式会社組織科学研究所(HSL)が営む病理組織学的検査事業等の事業(以下「本事業」といいます。)に対し、当社がスポンサーとして全面的な支援を行い、もって本事業の再生を図ることを目的として、HSL との間で、本日付でスポンサー契約を締結いたしました。
<スポンサー契約の内容>
(1)事業の譲受け
HSLの民事再生手続における再生計画案の提出に先立って、当社又は当社の子会社にお
いて、本事業の全部を譲り受ける予定。なお、事業譲受けの具体的な内容等は現時点では未定であり、今後、HSL との協議により定めることになりますので、確定次第お知らせいたします。
(2)資金支援
当社は、本事業に対して必要な資金を提供することにより、本事業の維持・発展を全面的に支援する予定です。
以上。
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
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