アイコン 沖縄リゾートのサザンビーチ特定目的会社/破産開始決定

SPCのサザンビーチ特定目的会社(神奈川県横浜市神奈川区金港町6-3、代表:阿部幸宣)は4月24日、東京地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、吉田広明弁護士(電話03-5219-5151)が選任されている。
負債額は約28億円。

糸満市に竹中工務店の建設で開発されたリゾート施設サザンビーチ&リゾートであるが、リーマン・ショックの影響からSPCは投資金額を回収できないまま物件を売却処分。今回SPCを最終処理したもの。

経緯:
ホテルは平成18年に糸満市が公募した「西崎町・糸満漁港ふれあい地区」のコンペティションに、不動産開発会社のゼファー(民事再生中)と大和地所が共同で提案することから始まった。この提案は「糸満マリノベーション計画」または「西崎リゾート計画」と呼ばれた。糸満市は、平成19年に、各グループから提出された書類を選考し、可能性、資金力、経験などから大和地所とゼファの2社による共同事業体を選定をした。
その後、ゼファーが民事再生を申請し経営破綻。大和地所が、当初の予定通り事業目的会社(SPC=特定目的会社)を設立して開業まで推進した。ホテルの運営は(株)グリーンハウスの関係会社である(株)グリーンホスピタリティーマネージメントが担当。
平成24年6月29日、グリーンハウスの100%子会社である沖縄ホテルマネジメント(本社:沖縄県糸満市、代表:狩野慎一郎)は、投資ファンドが所有しグリーンハウスが運営受託していた沖縄県糸満市の「サザンビーチホテル&リゾート」の経営権を6月29日付で取得し運営を開始した。
譲渡金額は未公表。今回の営業譲渡によるホテル名の変更はなく、従業員も継続雇用する。
 サザンビーチホテル&リゾートは2009年5月にサザンビーチ特定目的会社が開業。グリーンハウスが運営受託し、100%子会社であるグリーンホスピタリティーマネジメントに業務を再委託しホテルのオペレーションを行なってきた。グリーンハウスによるとホテルの運営は安定した稼働を維持しているとしている。
 ホテルの立地は那覇空港から車で20分。「美々ビーチいとまん」まで徒歩1分。敷地面積3万4,927m²、建築面積:6432㎡、地上10階建、客室数495室という本島屈指の規模を誇る。レストラン、宴会場、チャペル、屋外ガーデンプール、エステサロンなどを付帯すると報じられていた。
 ということで、現在サザンビーチホテル&のリゾートは、グリーンハウス関係会社により経営されている。
 

[ 2013年5月13日 ]
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