アイコン 修正:通販の(株)レモール/民事再生申請 負債額134億円

 看護師や保育士向けに服や靴・ 用品およびベビー・子供向けに服などを通信販売するレモール(大阪市西区北堀江一丁目1番18号レモールビル、代表:米田保伸ほか)は9月24日、申請処 理を山形康郎弁護士(電話06-6231-3210)ほかに一任して、大阪地方裁判所へ民事再生法の適用申請を行い、保全命令を受けた。監督員には、延澤 信博弁護士(電話06-6312-3053)が選任されている。
負債額は約134億円。

同社は、看護師ナース向け、服や靴・用品の通信販売を核に、保育士向け、ベビー・子供服、マタニティ用品などの通販を行い、平成23年3月期の売上高は約256億円を計上していた。
しかし、為替変動のリスクを低減するために購入したデリバティブ(金融派生商品)商品に失敗して多額の損失(50億円以上)が生じ、債務超過状態に陥った。平成25年3月期の売上高は約200億円まで落ち、経営難が続いていた。
そうした中、同社は平成25年8月30日に会社分割、看護師向け衣料の販売事業を承継する新設会社(株)アンファミエを設立、新設した同社を東証一部上場企業である(株)ベルーナに、同日付で、61億円で事業譲渡を行った。
その後も事業の立て直しを進めていたが、稼ぎ頭の看護師通販事業を譲渡してしまっているため、仕入先などからの協力が得られず、9月末の決済資金も目途付かず、今回の事態となった。

ベルーナの開示情報(平成25年8月30日)
子会社の異動を伴う株式取得(子会社化)に関するお知らせ

当社は株式会社レモール(以下、「レモール」という)の会社分割(新設分割)により、看護師通販事業を承継する新設会社、株式会社アンファミエ(以下、「アンファミエ」という)の全株式を取得し子会社化することといたしましたので、下記の通りお知らせいたします。

1. 株式取得の理由
レモールは平成8年より看護師通販事業をスタートしており、当該事業においては商品開発力、媒体表現力及びサービスレベル等の強みを活かし、業界大手として強い顧客基盤とブランド力を有するに至っております。当社でも平成19年3月に株式会社ナースリー(以下、「ナースリー」という)を取得し当該事業に進出しております。
医療業界において看護職員数は年々増加しており、当社としては当該事業のビジネスチャンスは今後
も拡大していくと認識しております。今般、ナースリーに加えアンファミエを取得することにより、当
該事業におけるシェアの拡大、ロット拡大による商品調達力の向上及び販促コストの抑制が可能となり、また、当社グループとしてもノウハウの共有や顧客基盤の相互活用を通じて企業価値を高めることに資すると判断し、株式取得することといたしました。
 看護師通販事業の平成25年3月期の売上高は58億14百万円、営業利益は5億69百万円。

 

 
会社名
株式会社レモール
所在地
本社
 
〒550-0014 大阪府大阪市西区北堀江一丁目1番18号レモールビル
 
奈良本店・物流センター
 
〒639-2273 奈良県御所市池之内363番地
 
TEL.0745-62-1144 FAX.0745-62-1117
 
東京支社
 
〒162-0842 東京都新宿区市谷砂土原町1-2-29 K.I.H.ビルディング
 
福神第2配送センター
 
〒638-0833 奈良県吉野郡大淀町福神1番地129
 
海外支社(寧波レモール製衣有限公司 上海分公司)
 
中国上海市長寧区婁山関路83号新虹橋中心大厦805号室
 
海外工場(寧波来茂尓制衣有限公司)
 
中国浙江省寧波市北侖区小港鎮江南出口加工貿易区
設立
1991年3月20日
資本金
4,000万円
業種
看護師向け通販事業、保育士向け通販事業、マタニティ用品通販事業、ベビーキッズ通販事業
代表者
代表取締役会長 米田 保清
 
代表取締役社長 米田 保伸
従業員
640名(2007年12月現在)
主要取引先
旭化成株式会社・株式会社スミテック・インターナショナル
 
双日株式会社・NI帝人商事株式会社
 
丸紅ファッションリンク株式会社・コンビ株式会社
 
ピップフジモト株式会社 他約470社
取引銀行
南都銀行・三菱東京UFJ銀行・みずほ銀行
 
[ 2013年9月26日 ]
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