西部ガス/3月決算 大増益 今期はさらに爆増へ
同社は当期の決算について、グループの天然ガス供給基盤の大幅な改善等を目的に、平成22年11 月から建設を進めていた「ひびきLNG基地」が昨年11月から運用を開始するなど、天然ガスの安定供給体制の構築に努めた。当期の連結売上高は、ガス販売 量の増加や原料費調整制度に基づくガス料金単価の上方調整の影響等によりガス売上が増加したことによって、前期に比べ4.2%増の2,086億73百万円 となった。
利益は、為替が円安で推移したこと等による都市ガス原材料費の増加の影響はあったものの、売上高が増加したことから、経常利益は前期に比べ38.9%増の77億59百万円となり、当期純利益は前期に比べ22.6%増の37億80百万円となったとしている。
以上、
原油価格が半減し、円安にもかかわらず、連れてLNG調達費も大幅に下落したと見られるが、一切触れられていない。何でだろう?
今期予想については、
平成27年度の連結売上高は、都市ガス販売量が平成26年度に対し3.8%増加の948百万㎥と想定しているものの、原料費調整制度に基づくガス料金単価の下方調整が見込まれること等から、3.5%減少の2,013億00百万円となる見通し。利益は、前提となる原油価格(全日本CIF価格)を70ドル/バレル、為替レートを120円/ドルで想定しており原材料費の減少が見込まれるため、営業利益は平成26年度に比べて20.8%増加の107億00百万円、経常利益は35.3%増加の105億00百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は64.0%増加の62億00百万円となる見通しとしている。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12年3月期
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171,605
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4,288
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4,498
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1,459
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13年3月期
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179,438
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6,787
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6,583
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3,752
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14年3月期
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200,173
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5,833
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5,586
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3,083
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15年3月期
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208,673
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8,859
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7,759
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3,780
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15期/14期比
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4.2%
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51.9%
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38.9%
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22.6%
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16年3月期予想
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201,300
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10,700
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10,500
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6,200
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16期予/15期比
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-3.5%
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20.8%
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35.3%
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64.0%
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