アイコン 名村造船/3月決算 増収増益

日本造船工業会は、平成26年暦年の世界新造船竣工量は64,442千総トン(前年対比8.6%減)、新造船受注量 は平成26年7月契約から適用される船内騒音規制を前にした駆け込み受注などにより押し上げられ82,582千総トン(前年対比▲20.0%減)と竣工量 を上回った結果、平成26年12月末における世界の新造船手持工事量は197,389千総トン(前年対比7.9%増)に増加している。
しかしなが ら、中国経済の鈍化傾向による海上荷動き量の伸び悩みにより海運市況、特にドライマーケットは著しい低迷が続いており、中国の平成27年1~3月の新造船 受注量が前年同期比で▲77%減と6ヶ月連続で前年同月を大きく下回るなど新造船需要が急激に冷え込んできている上に、海洋部門の需要不振もあって、日韓 中造船所が僅かな商船需要を奪い合う熾烈な競争を強いられる状況となっているとしている。
以上、

こうした状況下でも、純日本企業の商船三井は、超大型のコンテナ船を韓国の造船所に発注しまくっている。今や大手造船企業が総崩れ、昔の面影は遠の昔に失ってしまった。三菱重工も経営陣から造船部門は嫌われ青息吐息状態。
函館ドッグや佐世保重工を傘下にしている名村や今治には頑張ってもらいたいものだ。

<2014年の造船発注量▲34.7%減>
海運・造船市況分析機関の英クラークソンによると、2014年の世界の船舶発注量は3969万9000CGT(標準貨物船換算トン数)で前年比▲34.7%減少している。
2014年は、世界経済が減速、原油価格が暴落、発注の取り消しが増加したためとされる。今年もその傾向は続くと見られている。
こうした影響を受け、韓国造船業界の受注量も1178万4000CGTとなり、前年比▲36.4%減少。中国(1531万CGT)に次ぎ、2010年以来5年連続の世界2位となっている。

2014年の受注シェアは、中国が38.6%で前年の41.5%から減じたが、1位は変わらなかった。韓国は29.7%で、2012年の32.1%、2013年の30.5%から減じている。
一方、日本造船業界の2014年の受注量は、783万6000CGTで、前年比▲25.9%の減少にとどまった。シェアも2012年の17.1%、2013年の17.4%から、2014年は19.7%と上昇している。

連結/百万円
売上高  
営業利益
経常利益
当期利益
12年3月期
122,633
11,677
11,049
5,640
13年3月期
118,414
13,554
14,477
8,008
14年3月期
124,559
22,291
23,677
12,687
15年3月期
135,635
21,589
22,134
14,652
15期/14期比
8.9%
-3.1%
-6.5%
15.5%
16年3月期予想
146,000
6,000
5,500
3,000
16期予/15期比
7.6%
-72.2%
-75.2%
-79.5%
 
[ 2015年5月 9日 ]
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