ジョウユウは、衛生陶器メーカーで独株式市場に上場している。ＬＩＸＩＬは親会社として、財政状態について特別監査を実施した結果、在庫の過大評価により財務報告が実態より過度に良く見せられている可能性があることが判明していた。ジョウユウへの特別監査入りを理由に、ＬＩＸＩＬは７日に予定していた１５年３月期決算の発表を延期していた。
１５年３月期の連結純利益は、前期比４５～３１％減の２４５億～３１０億円を見込んでいる。

ＬＩＸＩＬは、国内市場の先細りを見越し、矢継ぎ早に海外Ｍ＆Ａを手掛けてきた。グローエ買収に先立つ１３年には、米衛生陶器大手アメリカンスタンダードを約５３０億円で傘下に収めた。
事業展開する国は約１５０ヶ国に及ぶが、海外収益は伸び悩んでいる。ジョウユウの損失発覚で海外戦略の見直しを迫られる可能性もある。

ＬＩＸＩＬが２１日午前、独子会社が破産申し立てを検討すると開示すると、ＬＩＸＩＬ株には売りが集まった。１３時２０分現在▲１４６円安（▲５．９０％）下げの２,３１１円付近で推移している。
以上、

ドイツ企業も嘘を付き、買収に応じたのか？　
ジョウユウはグローエの子会社として上場しており、グローエの株価も大きく値を下げている可能性がある。別途、グローエ株の減損が発生する可能性もある。
グローエはシャワーヘッド世界ナンバー１のシェアの会社として知られている。

株購入先に対して、追加買収契約は昨年９月、１年も経っておらず、損害賠償を求められないのだろうか。株の売買契約書に謳っていない可能性もある。また、市場から購入していた場合はどうにもならんだろう。