同法人は平成１４年１０月「ふじえだ耳鼻咽喉科クリニック」を開設、平成１７年７月に医療法人社団輔仁会として法人化した。

治療機器では、炭酸ガスレーザー、スーパーライザー、耳処置用顕微鏡、耳鼻科用ユニット、バイポーラー、ネブライザー。

検査機器では、ＣＴスキャン、ファイバースコープ、超音波断層装置、聴力検査機器、血液検査機器、携帯型睡眠時無呼吸検査機器、スパイロメーターなど擁し、最先端の医療技術レベルで治療に当たり、集客増をはかっていた。また、平成２０年には内科で人工透析を行う「ひろクリック」も開業していた。

しかし、専任医師の健康状態悪化で患者に対応することができず、患者数が減少、臨時医師への費用負担も重なり業績低迷、元々借り入れに依存した設備投資だったため、借入負担も大きく、資金繰りにも窮するようになり、抜本的に財務内容を改善させるために、今回の民事再生の申請に至った。

　なお、当クリニックは民事再生申請のため、診療は新規客も含め続けられている。