歯科医で衆院議員の新原秀人氏(日本維新の会の近畿比例、51歳)が、診療に携わっていた神戸市の歯科医院が診療報酬を過大に請求していた。

近畿厚生局は過大請求の額は、2011~12年に少なくとも50万円を超えるとみており、新原氏の保険医登録を取り消すことも視野に調査している。

新原氏は日本維新の会兵庫県総支部代表。神戸市議や兵庫県議をへて、昨年12月の総選挙で兵庫3区(神戸市須磨区、垂水区)から立候補し、比例近畿ブロックで復活当選した。現在は皮肉にも衆院の厚生労働委員を務めている。

神戸市垂水区の「新原歯科矯正歯科クリニック」(今年9月に閉院)。新原氏の妻の歯科医が2011年11月に開院した歯科診療所で、開院当初は、当時県議だった新原氏が実質的な管理者として治療に当たっていたという。

市議・県議・国会議員になったお人が、一般国民にも劣る保険料過大請求で、国会議員を務まり続けられる平和な日本の国。