埼玉県東部の吉川市と松伏町の医師が所属する「吉川松伏医師会」が、インフルエンザの予防接種の最低料金を取り決め、価格競争を制限していたとして、公正取引委員会は、この医師会に再発防止を求める排除措置命令を出す方針を固めた。

公取委は昨年、立入検査を実施、この医師会では少なくとも2年前からインフルエンザの予防接種の最低料金を13歳以上は4,450円以上、13歳未満は1回目の接種を3,700円以上と設定、話し合いで取り決めていたという。

厚労省は、インフルエンザの予防接種は65歳未満の場合、自由に決められ、料金は3,000円から4,000円程度が一般的だという。

公取委は、価格競争を制限する不正なカルテルに当たると判断し、再発防止を求める排除措置命令を出す方針を固め、医師会に文書で通知した。

価格がわからない予防接種者に対して、単なる医師による話し合いによるボッタクリだろう。