大阪ガスは27日、西部ガスが北九州市で進めるガス火力発電所の建設で提携する方針を固めた。共同出資会社を設立する方向で、これまで培ったノウハウを提供する。
都市ガス大手が大型発電所建設で提携するのは初めて。両社は2016年の電力自由化をにらみ、発電事業を強化する。 西部ガスが27日午後にも発表する。
 出資比率は今後詰める。西部ガスにとって初めての火力発電事業で巨額の投資となるが、建設中の大型液化天然ガス(LNG)基地の隣接地に40万~50万キロワット規模のプラントを、段階的に数基建設する計画。
2020年度の運転開始を目指し、最終的な出力は計160万キロワットを見込んでいる。

ひびきLNG基地の概要

◎建設場所: 北九州市響灘地区(北九州市若松区向洋町20-1)
◎敷地面積: 約32万5千㎡
◎主要設備: LNGタンク(18万kl×2基)、LNG気化器、ローリ出荷設備、
外航LNG船受入バース等
◎運転開始: 平成26年11月(予定)
当施設に隣接して火力発電所を建設する。
原発一基は100万kW~140万kW