同社は当期について、次のとおり説明している。

1、セキスイハイムの住宅部門は、売上高4,967億円(前期比+5.9%)、営業利益411億円(前期比+13.1%)と消費税増税前の特需もあり堅調に推移した。

2、環境・ライフライン部門は、売上高2,399億円(前期比+11.9%)、営業利益64億円(前期比+258.7%)と大幅利益増となった。三菱樹脂の塩ビパイプなどの管材部門買収も貢献。売上高の伸びに比し、営業利益の伸びが大きく、営業利益率を高めたものと見られる。米国におけるプラスチックシート事業が好調に推移、欧州では採算性の改善、中国では新規連結が大きく貢献したとしている。

3、高機能プラスチック部門は、売上高3,537億円(前期比+6.6%)、営業利益360億円(前期比+55.3%)。為替などの環境改善により、車両分野・IT 分野を中心に増勢、大幅な増収・営業増益となった。
車両分野では、海外を中心に需要が好調に推移し、高機能製品を中心に販売が拡大し、売上高が前期を大きく上回った。
IT 分野では、微粒子群、感光性シール材などの液晶ケミカル製品、テープなどモバイル端末向け製品の販売が拡大し、売上高が前期を大幅に上回った。

メディカル分野では、検査薬・検査機器の展開を国内外で拡大し、売上高が前期を上回った。
同社は今期についても、住宅部門は、売上高5,240億円(前期比+5.5%)、営業利益430億円(前期比+4.6%)と増収増益を見込んでいる。

ほか略。

連結/百万円
売上高 
営業利益
経常利益
当期利益
11年3月期
915,492
49,335
48,292
23,574
12年3月期
965,090
54,610
54,158
28,116
13年3月期
1,032,431
59,621
60,670
30,174
14年3月期
1,110,851
82,541
83,310
41,190
14年/13年比
107.6%
138.4%
137.3%
136.5%
15年3月期予想
1,154,000
87,000
85,000
46,000
15期予想/14期比
103.9%
105.4%
102.0%
111.7%