国交省は30日、3月の住宅着工戸数は、69,411戸(前年同月比2.9%減)、季節調整済年率換算値で89.5万戸(前月比2.7%減)となったと発表した。

・ 利用関係別にみると、前年同月比で貸家は増加、持家・分譲住宅は減少となった。
こ のようなことから、住宅着工の動向については、リーマンショックを受けた大幅な下落(平成21年度)以降、緩やかな持ち直しの傾向が続く中、このところ、 消費マインドの改善等もあって、堅調に推移してきたが、足下では、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動もあって、減少している。
・ 今後の先行きについては、雇用・所得環境の推移、東日本大震災からの復興状況、建設労働者の需給状況、住宅ローン金利の動向等を引き続き慎重に見極める必要がある。

内容別には、

持家=注文住宅
前年同月比では2ヶ月連続の減少(前年同月比▲13.0%減、季節調整値の前月比▲8.5%減)。

貸家=貸家・アパート・賃貸マンション
前年同月比では13ヶ月連続の増加(前年同月比11.3%増、季節調整値の前月比▲2.1%減)。

分譲住宅
前年同月比では2ヶ月連続の減少(前年同月比▲8.5%減、季節調整値の前月比8.8%増)。

うち分譲マンション
前年同月比では2か月連続の減少(前年同月比▲13.4%減)。

住宅着工戸数月別推移
うち賃貸住宅
 
戸数
前年比
戸数
前年比
25年 3月
71,456
7.3
25,986
10.7
       
77,894
5.8
27,842
7.8
       
79,751
14.5
26,614
11.6
       
83,704
15.3
30,504
13.1
       
84,801
12.4
31,012
19.4
       
84,343
8.8
29,548
7.0
       
88,539
19.4
31,892
21.5
      10
90,226
7.1
35,059
3.3
      11
91,475
14.1
35,266
17.1
      12
89,578
18.0
35,634
29.8
26年 1月
77,843
12.3
29,953
21.5
       
69,689
1.0
27,744
24.7
       
69,411
-2.9
28,925
11.3