米国のイランなどへの制裁に違反したとして刑事捜査を受けている仏大手銀行BNPパリバに対し、米司法省は100億ドル以上の罰金を支払うよう求めていると米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係筋の話として29日報じた。
同紙によると、捜査が終了するのは数週間後になる見込みで、最終的に罰金の額は100億ドルを大幅に下回る可能性がある。
パリバはこれまでに約27億ユーロ(36億8000万ドル、約3700億円)の引当金を計上している。
以上。

 半掛けでも5千億円、世界の警察であるアメリカの罰金は、政治・経済に関係なく、相当な威力を発揮している。

 内戦のシリアは、元フランスの植民地、フランスはシリアフセイン政権を倒そうと必死になっていたが、犠牲になるのはイヤだとアメリカが乗ってこなかった。今回の巨額罰金で、フランスが米に何かしっぺ返しをすることも考えられる。