札幌市病院局発注業務の入札をめぐる官製談合防止法違反事件で、事務機卸会社 の北海道オフィス・マシン(株)(札幌市中央区大通西16丁目3番地、代表:神野裕三)に入札情報を漏らしたとして再逮捕された札幌市役所豊平区市民部戸 籍住民課係長、宮川容疑者(50)が、市病院局経営管理室経営管理部総務課に在籍した2010年4月からの3年間、病院局と同社の契約金額が急増していた と報じられている。
パソコンの調達などで、着任前と後では大幅に増加していた。
 道警捜査2課などは、宮川容疑者が逮捕容疑となった12年11月の入札以外でも情報を漏らしていた可能性があるとみて調べているという。

市病院局によると、同社の受注は
09年度、随意契約のみの7件で23万円
(宮川容疑者が着任した)10年度は入札2件を含む56件で710万円。
11年度は56件(入札3件)で2,691万円、
12年度は入札を含め44件(入札4件)で2,567万円
に達した。

だが、宮川容疑者が豊平区に異動した13年度は11件(入札1件)の148万円に急減していた。
 道警捜査2課などは26日、官製談合防止法違反などの疑いで宮川容疑者を、公契約関係競売入札妨害の疑いで北海道オフィス・マシン(株)の営業部主任、宮嶋啓容疑者(40)をそれぞれ送検した。