同社は第二四半期について、次のとおり説明している。

<自転車ギア等>
市場別動向
欧州では、5月の天候不順による一時的な販売の落ち込みはあったものの、暖冬による冬季の好調な販売にも支えられ、上半期の小売店での販売は好調に推移した。
米国では、非常に厳しい冬という状況下で販売開始が遅れたものの、上半期の小売店での販売は例年並みで終わった。
日本では、厳しい冬にも関わらず、小売店でのスポーツタイプ自転車や中高級価格帯軽快車の販売は好調に推移し、消費税増税後も堅調だった。
中国市場におけるスポーツタイプ自転車は、引き続き力強い成長を続けており、他の新興国市場においても堅調な伸びを示している。
なお、市場在庫については、各地域ともに低めあるいは適正範囲内で推移している。
投入製品
このような市況下、今後の市場動向への期待感に加え、円安による当社製品に対する割安感の追い風を受け、注文し好調に推移した。加えて、マウンテンバイクコンポーネントの「Alivio」、同じくエントリーモデルの「Tourney XT」、ロードバイクコンポーネントの「105」をはじめとする新製品の販売も順調に推移し、第2四半期の売上は予定どおり達成することができた。
この結果、当事業部門の売上高は1,257億09百万円(前年同期比18.5%増)、営業利益は281億67百万円(前年同期比38.7%増)となった。

<釣具>
国内市場では、消費税増税の影響で一時的に高額商品を中心に購入を控える動きが見られたものの、5月・6月の好天により各地で釣果を耳にするようになるとともに、普及価格帯商品を中心に消費は回復傾向となった。
製品においてはスピニングリールを中心に市場での動きが堅調に推移した結果、前年の売上を上回る結果となった。
海外市場では、新製品の投入効果もあり、欧米市場、豪州市場においても小売店への販売は順調に推移した。
また、アジア市場をはじめとする新興市場においても積極的な販売活動を実施した。
この結果、当事業部門の売上高は304億04百万円(前年同期比13.4%増)、営業利益は22億37百万円(前年同期比125.7%増)となったとしている。
同社は、変速機(ギア)、ブレーキ部品などの自転車部品で世界首位、海外売上高比率も88%と9割近い。釣具は釣人の私も愛用している。

連結/百万円
売上高 
営業利益
経常利益
当期利益
13年12月第2四半期
133,106
21,229
24,681
17,782
14年12月第2四半期
156,322
30,397
29,115
20,784
14/Q2/13/Q2比
117.4%
143.2%
118.0%
116.9%
14年12月期予想
310,000
58,000
57,000
41,000
14期予想/13期比
114.4%
138.8%
119.9%
116.8%
13年12月期
271,037
41,775
47,549
35,088
12年12月期
245,843
40,961
39,539
27,487
11年12月期
221,770
31,742
31,701
19,862