自民党は、不良債権を回収する債権回収会社(サービサー)が取り扱う債権の対象を広げる議員立法の検討に入った。
企業や個人が、電気・ガスの料金を滞納している場合、電力・ガス会社から未払いの債権を買い取れるようにする。29日の党法務部会などとの合同会議で議論する。
 自民党の事業再生・サービサー振興議員連盟(保岡興治会長・鹿児島選挙区)が検討を始めた。サービサーは、金融機関が企業や個人に融資した後に返済が遅れている不良債権を買い取り、回収に当たっている。

回収会社には、外資系もあり、情状酌量利余地を残さず取り立てるケースがある。自民党は電気・ガス代の滞納債権を買い取り、ヤクザまがいな人たちに取り立てさせることを目論んでいる。
 保岡興治議員は、貧乏で金がないから滞納している人たちの皮も剥ぎ、その皮を売り飛ばそうとしている。
 もう日本は終わりだ。自殺者や生活保護者がまた増える。こんな世、生活保護へ逃げるが一番利口なのかもしれない。破産して生活保護費を貰おう。そのうち、NHKの滞納債権も回収専門会社に買い取らせ、回収させるのだろう。

・以前、県住の団地ビルで火災があった。シングルマザーの家だった。女性はパートに出て働いていたが収入は限られていたという。そうした中、電気・ガスを止められ、深夜、灯りとりにローソクで子供が勉強していたそうだ。ところが、子供はそのまま寝入ってしまい、ローソクが倒れ火災に。幸い女性も子供も無事だったが・・・。一昨年冬の近所の実話だ。
 上場企業の当該の電気とガス会社は、電気やガスを止めるにあたり、役所に相談すべきではなかったのだろうか。・・・悲しい火災であった。
 今回自民党が電気・ガスの個人の滞納者の滞納金という債権を、債権回収専門会社が買い取り、情け容赦なく回収させるという。日ノ本は新自由主義経済=ハゲタカ経済となり、血も涙もなくなりつつある。