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正倉院納入の真空滅菌装置製造の特許理化興業(株)(東京都中央区銀座1-27-8、代表:宝示戸洋一)と関連で装置製造の(株)宝示戸鉄工所(同、同)は 1月5日、東京地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、鶴田信紀弁護士(電話03-3230-4321)が選任されている。

負債額は、特許理化興業が約2億円、宝示戸鉄工所が約3億円。

特許理化興業は、大正年間創業の真空滅菌装置などの製造業者で、約40年にわたり正倉院宝物の虫食いを防いできた日本初の燻蒸装置を製造していた会社。

官庁予算の減少、納入見込み先も限られ、需要一巡で売り上げ不振となっていた。

残念、

特許はどこが買うのだろう。債権者への返済原資にもなる特許、すでに売却したのだろうか、管財人は高値で販売できるのだろうか。