sponsored

福岡県産の養殖海苔は、今シーズン好調な取り引きが続いていて、累計の売り上げは24日、シーズン全体の目標額を上回る見通しとなった。

有明海で生産する福岡県産の養殖のりは、今シーズン好調な取り引きが続いていて、昨年11月からこれまでに6回行われた入札会の累積の売り上げは約125億円にのぼり、不作だった昨シーズンの実績をすでに20億円近く上回っている。

今シーズン7回目となる入札会は24日、柳川市の漁連で約2億6000万枚の海苔が出品されて開かれていて、24日の取り引きを加えた累計の売り上げは、早くもシーズン全体の目標額の130億円を上回る見通し。
入札会は4月までにあと3回行われる予定で、福岡有明海漁連は、シーズン全体の売り上げは、過去10年ではトップクラスになる見込みとしている。
漁連では、品質の良い海苔が取れたことに加えて、海苔の需要が高いことから、取り引き価格が上がったことが要因だと分析している。

一方、佐賀県は昨年に続き赤潮にやられ不作となっている。特にひどいのは太良町あたりの有明海、赤潮がいったん発生するとなかなか収まらず、被害が大きくなっている。流れがよどみ、諫早干拓により締め切られた河川による影響は避けられなくなっている。