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日本では難しいとされるカカオの量産化に、東京都小笠原村の農家の折田一夫さんと埼玉県草加市の菓子メーカー平塚製菓が日本で始めて成功したと発表した。再来年にも国産カカオのチョコレートの生産に乗り出す。
カカオは、主に熱帯で育つため、日本での栽培は難しいとされ、ほぼすべてをアフリカや南米からの輸入に頼っている。

農業の折田さんは、菓子メーカーと共同で5年前に小笠原諸島の母島で農業用ハウスを使ったカカオの栽培を始めた。
カカオを量産化するには、気温だけでなく土の中の水分の状態が重要で、水はけが悪いと根が腐る一方、よすぎても成長が遅くなるという。
このため、ハウスの中では年間を通じて温度を熱帯並みの高さに保ちながら、土の中の水分を厳しく管理したことで、チョコレートの量産に必要な500本のカカオの栽培に成功したという。

収穫されたカカオは、共同開発した平塚製菓が、国産100%のチョコレートとして再来年の発売を目指すとしている。
平塚製菓の平塚正幸社長は、「2020年の東京オリンピックでも海外に向けてアピールしたい」と話している。
不可能の可能にするチャレンジ精神こそ、これからの日本をリードする。

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 社名
平塚製菓株式会社
代表
平塚 正幸
所在地
埼玉県草加市八幡町628
創業
明治34年
設立
昭和23年2月21日
資本金
6,000万円
従業員数
200名(パート職員・アルバイト含む)
加盟団体
日本チョコレート工業協同組合