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みずほフィナンシャルグループが、英金融大手ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)が米国で手がける社債引き受け業務などを買収することが26日分かったと報道されている。
RBSの大株主となっている英政府の承認を受け、近く最終的に合意する見通し。買収額は数千億円とみられる。

RBSは、英エディンバラに本拠を置き、欧州を中心に展開。2008年のリーマン・ショックやその後の欧州債務危機で経営が悪化。英政府による公的資金を受け入れ、人員削減や国外業務のリストラを進めてきている。

 
みずほは、海外の大企業との関係強化を進めており、RBSが強みを持つ北米での法人向けビジネスの買収が「ベストな選択」と判断した。
社債引き受けのほか、法人向けのローンやデリバティブ(金融派生商品)業務なども買い取る方針。
日本のスーパーメガバンクは、手持ちの国債などを日銀が買い占めるため、資金がジャブジャブ状態、一方、低金利や企業の資金需要の伸び悩み、海外展開を加速させている。景気が好調な北米市場での買収競争も激しくなっている。