sponsored

バブル時代第3セクターで海のテーマパーク「ラグナシア」を開発した蒲郡海洋開発(株)(愛知県蒲郡市海陽町2-1、代表清算人:堀井敦)は2月18日、名古屋地裁豊橋支部において、特別清算の開始決定を受けた。

負債額は約300億円。

当施設はバブルを象徴する施設、ヨットハーバーや分譲マンション開発、大型商業施設、遊園地などある超大型施施設として開発された。当然イケイケドンドンで開発されたため行き詰まり、2014年8月、ハウステンボスを手がける澤田社長にお願いし、HIS子会社の(株)ラグーナテンボスへ「ラグナシア」の事業を、マリーナ施設運営を残し譲渡した。

2002年3月には196億円あまりの債権放棄を受けており、今回の負債額300億円と合わせ5000億円あまりが、愛知県や蒲郡市および現在の出資企業が負担することになる(金融機関が債務免除する可能性もあるが、全額ではない)。