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オランダの美術館に持ち込まれた中国の仏像の内部に、1000年前の「即身仏」とみられる遺体が入っていたことが分かった。
仏像はオランダで売りに出され、買い取った個人収集家が同国のドレンツ美術館に持ち込んだ。
研究チームがCTスキャンで調べたところ、内臓のないミイラ化した遺体が、中国の文様を施した布の上に座った姿勢で入っていた。

同美術館の専門家は、「肺の組織の代わりに中国の文字が書かれた紙切れが詰められていた」と話している。1000年前の中国の高僧が即身仏になったとみられる。

同専門家は「そのまま200年間ほど寺に祭られ、14世紀ごろ仏像の形につくり変えられたのではないか」との見方を示している。
チームでは、即身仏の出自をたどるため、DNA鑑定も依頼しているという。
仏像は現在、ハンガリーの首都ブダペストにある国立自然史博物館に収蔵されている。今後世界各地での展示が予定され、5月にはルクセンブルクへ移されることになっている。

以上、CNN

即身仏