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大幅に終息していると報道されていたエボラ出血熱、実は・・・。
世界保健機関(WHO)は12日、エボラ出血熱の感染が深刻な西アフリカのリベリア、シエラレオネ、ギニアの3カ国での感染者(疑い例を含む)が10日までの時点で2万4,350人に上り、うち死者が1万4人に達したと発表した。
米国やナイジェリアなどで死亡した15人を加えると、死者は1万19人となる。
感染拡大のペースは以前に比べ鈍化しているものの、依然として死者、感染者ともに増加しており、終息の見通しは立っていない。
WHOによると、3カ国の国別の死者はリベリアが4,162人、シエラレオネ3,655人、ギニア2,187人。
以上、

新規感染者数は大幅に減っている。
フランスのエボラ対策チームは、1月からギニアで富士フイルムの薬剤ファビピラビルの臨床試験を行い、重病者を除いた場合、効能を証明した。
しかし、アメリカチームは、現地で臨床試験を行うと発表したものの、新しい患者が少なくなり、臨床試験を行わなかった。
ファビピラビルでもわかるとおり、重傷者には効能が疑問視されており、臨床試験を行った場合、既存の患者では、重傷者でなかったとしても効能の成果が、はっきりあらわれなかった場合、メーカー側の不信用に繋がり、早々に止めたものと推料される。(利益のことばかりしか脳味噌にないアメリカである)。これまで声高々に効能があると宣伝発表され続けただけに、可哀想なのは患者である。
世界で5兆円以上売り上げるスーパー医薬品メーカーが欧米に何社もあるが、今回のエボラ出血熱のような大量発生はこれまでなかったことから、儲からない薬剤の開発をしてこなかった。
 
エボラと同じようなエイズの場合は、膨大な患者数がおり、儲かることから薬剤研究も進み、今では死者数は激減している。
こうしたスーパー医薬品会社には、世界中から膨大な利益を巻き上げているが、社会的責任など微塵もない。
富士フイルムのファビピラビルは、傘下にした医薬品メーカーの富山化学工業が、鳥インフルエンザ対策薬として開発した薬剤であった。
欧米は、中小の薬剤メーカーが開発した薬剤を利益が出ると見込めば、会社そのものを買収して、世界中で、水面下で贈収賄を繰り返し売りまくり大型商品に育て上げている。
臨床試験を行わなかったエボラ対策薬も、米政府の研究機関と中小企業の医薬品メーカーが共同開発したものだった。
 
<WHO前週発表分>
2014年 エボラ出血熱感染者と死者
(2015年3月8日現在)
 
感染者
うち死者
死亡率
シエラレオネ
11,619
3,629
31.2%
リベリア
9,343
4,162
44.5%
ギニア
3,285
2,175
66.2%
ナイジェリア
20
8
40.0%
セネガル
1
0
 
マリ
8
6
75.0%
アメリカ合衆国
4
1
25.0%
スペイン
1
0
 
イギリス
1
0
 
合計
24,282
9,981
41.1%