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日本ガイシは22日、九州電力が豊前火力発電所(福岡県豊前市)の敷地内につくる大規模な蓄電施設用の電池を受注したと発表した。2015年度中に運転を始める予定で、「世界最大級の蓄電池設備になる見通し」としている。

設置するのは、コンテナ型NAS電池は、20フィートコンテナ内に出力200キロワットのNAS(ナトリウム硫黄)電池と制御装置類を組み込んだ可搬型の蓄電池。従来に比べ設置期間の短縮や工事費用の大幅削減が図れるほか、用途に応じた適切かつ効率的な容量での設置が可能。2015年度中の稼動となる。

設置する容量は、一般家庭約3万戸が1日に使う電力量に相当する30万キロワット時程度を貯めることができる。
九電は、国が公募した実証実験に参加する目的で、日本ガイシのNAS電池を活用する。

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