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米国で昨年、「冷凍ラーメン」を売り出した味の素。今や営業利益の半分近くを稼ぐのは、海外の食品事業。うま味調味料を世界130ヶ国以上で売ってきた実績に加えて、和食ブームも追い風にしている。

 パリのラーメン人気店では行例ができる。ニューヨークでもしかりだ。

 「和食」が、一昨年ユネスコの無形文化遺産に登録されたことで、ブームが加速。すしや天ぷらに加えてラーメンやギョーザ、焼きそば、カツ丼などの日常食にも注目が集まるようになっている。
 メタボ国家アメリカでは、今や日本食はヘルシーな食事の代名詞になっている。

  味の素が米国で昨秋、試験的に売り出した冷凍ラーメン、手軽さもあり大好評だった。冷凍ラーメンは、ボウルに麺と具材、スープが入り、水を加えて電子レンジでチンするだけ。
同社は、新たに30億円かけて工場をつくり、来夏から本格的に売り出す。
なお、同社は、日本では当然ながらラーメンの冷凍食品を販売していない。焼きそばと讃岐うどんはある。