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インドネシア・スマトラ島北部メダンの住宅街で30日、同国空軍の輸送機C130が墜落し、空軍報道官によると、79人が死亡した。地元メディアによると、地上にいた人も巻き添えになり、犠牲者に含まれ、最大120人死亡と報道されている。
 空軍報道官によると、搭乗者名簿には乗員12人を含む113人の名前があり、軍が実際の搭乗者数を確認している。空軍幹部は「生存者は見つかっていない」と述べ、搭乗者の生存は絶望視されている。同機には、離島で働く軍人に会いに行く親族らが乗っていた。
 当機は離陸直後から傾いていたとの現地報道もあり、メダンの空軍基地から約5キロ離れた住宅街に墜落、入浴施設の建物や自動車などが直撃を受け被災、住民も被害にあった。

整備ミスかどうかも含め原因究明が今後なされる。
 C130ハーキュリーズはロッキードが開発した戦術輸送機、1956年に運用開始されたベストセラー軍用輸送機、これまで2400機あまりが西側世界68ヶ国で運用されている。

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