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先週からポルトガル・スペインを襲っている熱波は、英国・フランス・ドイツを飲み込んでいる。ドイツ南西部ハイデルベルクでは熱波により破損した高速道路の一部が変形している。
スペインとポルトガルでは6月29日、最高気温が40度を超える酷暑となり、健康上の懸念が生まれている。今ではこの熱波、西欧全域を襲っている。
スペイン・コルドバ地方では最高気温が44度まで上がり、同国気象庁は、健康に「極めて危険」な天候であることを示す最高レベルの「赤警報」を発令中。
ポルトガル内陸部のカシュテロブランコとポルタレグレでは気温が41度に達した。

一方のフランスでは、39度まで上昇。また英国でも気温が30度代半ばまで上昇している。 

フランスでは2003年、欧州各地を襲った熱波が原因で、高齢者を中心に1万5千人近い死者が出ており、当局は今回の熱波を受け、エアコンを設置している公共の施設に対して、一般市民が暑さをしのげるよう協力を呼び掛けている。
先月初めはパキスタンを熱波が襲い1千人以上死亡したと報告され、インドでは熱波と大洪水に見舞われている。中米グアテマラ、フエゴ火山やインドネシア火山の大爆発。自然が怒り狂いはじめている。

 6/20北スマトラ州カロのシナブン山
6/20北スマトラ州カロのシナブン山

7/3熱波で変形したドイツの高速道路
7/3熱波で変形したドイツの高速道路