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去年5月、福井県立恐竜博物館と長崎市の発掘チームは、長崎市の長崎半島にある三ツ瀬層と呼ばれるおよそ8100万年前の地層で恐竜の歯の化石を見つけた。

長崎市のおよそ8100万年前の地層からティラノサウルス科の歯の化石が見つかった。

発掘チームが分析した結果、体長は10メートル以上と推定され、国内で見つかったティラノサウルス科の化石では最も大きいとみられるという。

ティラノサウルス

 

ティラノサウルス科の化石は国内最大級 NHKニュース

長崎市のおよそ8100万年前の地層からティラノサウルス科の歯の化石が見つかりました。発掘チームが分析した結果、体長は10メートル以上と推定され、国内で見つかったティラノサウルス科の化石では最も大きいとみられるということです。
福井県立恐竜博物館と長崎市の発掘チームは、去年5月、長崎市の長崎半島にある三ツ瀬層と呼ばれるおよそ8100万年前の地層で恐竜の歯の化石を見つけました。
見つかった化石は2つで、このうち大きいほうは縦8.2センチ、横3.8センチ、厚さが2.7センチあり、分析の結果、白亜紀に生息した肉食恐竜ティラノサウルス科のものと分かりました。
発掘チームは、歯の大きさなどから、体長は10メートル以上あったと推定しています。国内では、これまで福井県大野市や石川県白山市などでティラノサウルス科の化石は見つかっていますが、いずれも体長5メートル前後の小型と推定され、国内で見つかったティラノサウルス科の化石では最も大きいとみられるということです。
福井県立恐竜博物館の宮田和周主任研究員は、「当時、日本は大陸とつながっていて、ティラノサウルスの仲間がどのようにユーラシア大陸からアメリカ大陸に広がっていったかや、どう大型化していったかなど進化の過程を知る貴重な手がかりになる」と話しています。