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14日午前0時10分頃、京急線北品川駅(東京都品川区)で、品川発京急川崎行き普通電車(6両編成)が、車掌の男性(21)をホームに残したまま発車した。
車掌は線路沿いの道を約700メートル走って次の新馬場駅(同区)に停車中の電車に追いつき、電車は約5分遅れで同駅を出発した。

発表によると、車掌は北品川駅で客が乗り降りするドアを閉め、発車ブザーを鳴らした後、駅のアナウンスに使うワイヤレスマイクをホーム上に落とした。車掌は非常スイッチを押さずに乗務員室からホームに降りてマイクを拾いに行ったため、発車ブザーを聞いた男性運転士(39)は、車掌がホームにいることに気づかず電車を発車させた。

 電車は1分後に新馬場駅に到着。ドアが開かなかったことから、運転士が最後尾まで行き、車掌の不在に気づいた。司令所からの無線連絡を受け、電車は車掌の到着を待って出発した。
 この間、車掌さんは必死に走ったと思われる。
 車掌さんはいつも車窓から顔を外に出し、安全確認を続けながらアナウンスしており、ワイヤレスマイクにする必要性はあるのだろうか。ある場合でも別のものを使用できるように改善すれば・・・。