岐阜県警は１５日、十六銀行（岐阜市）の春日井支店（愛知県）の元支店長代理、田中容疑者（４５）を業務上横領の疑いで逮捕した。田中容疑者は「ＦＸ（外国為替証拠金取引）に使った」と容疑を認めているという。
田中容疑者は同行関ケ原支店で渉外の担当をしていた２０１１年３月１７日と８月９日、岐阜県関ケ原町の会社経営の男性（７４）に投資信託を勧めるなどして、男性の預金通帳などを入手。出納担当の行員に払い戻し手続きをさせて、計約２８０万円を横領した疑いがもたれている。
　十六銀行は、今年７月、田中容疑者が約４５００万円を着服したとして懲戒解雇処分にし、９月に県警に被害届を出していた。
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相場取引は儲かる人がおり、必ず一方で損をする人がいる。たぶん家庭持ちの４５歳の行員がＦＸ取引に、顧客様の金を横領して注ぎ込むなど、何を考えているのだろうか。