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VWはドイツでリコールを発表していたが、客の要望でリコールするとの条件だった。ということは、リコールを受けない人は違法排ガスを出したままになる。そうしたことから独政府は該当の全車をリコールするように命令した。
当然、懸念される動力性能や燃費に影響してくるものと見られる。そうした問題にどう対応するのかは所有者との関係であり次の問題となる。まずはリコールして、空気を綺麗にすることが先決。

VWがディーゼル車の排ガス規制を逃れるため不正なソフトウエアを搭載していた問題で、独運輸当局はVWに対し、ドイツ国内で不正の対象となった車両約240万台のリコールを命じた。

独ドブリント運輸相は15日ベルリンで記者会見し、運輸当局がVWに対し、ドイツ国内で不正の対象となった車両約240万台のリコールを命じたことを明らかにした。

VWは先週、排気量が1200CCから2000CCのディーゼル車のリコールを当局に届け出たが、VWが顧客の希望に応じて改修するとしていたのに対し、運輸当局は、すべての車両を対象にすべきだと判断しリコールを命じたもの。

また、運輸当局は当初、ドイツで不正の対象となった車両は280万台としていたが、このうち40万台は国内に無いことが分かったため、リコールの対象車両が少なくなったとしている。
ドブリント運輸相は「リコールは完全に実施されなければならない」と述べ、今後、VWにより具体的な車両の改修計画を提出するよう求めるなど、リコールの実施状況を厳しく監視する姿勢を強調した。

VWはこれを受け15日、欧州連合(EU)域内でディーゼル車約850万台をリコール(無償回収・修理)すると発表した。
EU域内で影響が出るのは、ディーゼルエンジン「EA189」を搭載する車両で、EU域外の状況については、精査する必要があるとした。
また、2014年から搭載した新世代ディーゼルエンジン「EA288」については問題ないとしている。