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経済産業省が29日に発表した先月の鉱工業生産指数は、平成22年を100とした指数で97.3と、前月比1.0%上昇した。前月を上回るのは3ヶ月ぶり。
今回指数が上昇したのは、スマートフォンの新機種の発売に伴って、搭載される電子部品の生産が増えたことや、化粧品の国内向けの生産が好調だったことが主な要因で、15業種のうち8業種で前月を上回った。
こうしたことから、経産省は生産活動の基調判断について、これまでの「弱含んでいる」という表現を改め、「一進一退で推移している」という表現に上方修正した。
一方、主な製造業の生産予測については、10月がプラス4.1%、11月がマイナス0.3%としていて、先行きについて、経産省は、自動車メーカーのモデルチェンジの時期にさしかかかり、車の生産が増えることが予想される一方、中国経済の減速の影響は工作機械の生産などに引き続き出ていて、注視が必要だとしている。
生産の業種別では、
上昇は、化学工業(除.医薬品)、電子部品・デバイス工業、電気機械工業等。
低下は、はん用・生産用・業務用機械工業、窯業・土石製品工業、プラスチック製品工業等。
鉱工業生産指数
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項目
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季節調整済指数
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指数
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前月比(%)
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生産
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97.3( 96.3)
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1.0(▲ 1.2)
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出荷
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96.7( 95.5)
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1.3(▲ 0.7)
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在庫
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113.5( 114.0)
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▲ 0.4( 0.3)
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在庫率
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115.8( 119.2)
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▲ 2.9( 6.2)
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平成22年=100、( )内は前月確報値・前月比
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鉱工業生産指数
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項目
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季節調整済指数
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原指数
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指数
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前月比
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指数
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前年同月比
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生産
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97.3( 96.3)
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1.0(▲ 1.2)
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102.3
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▲ 0.9
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出荷
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96.7( 95.5)
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1.3(▲ 0.7)
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103.1
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▲ 1.6
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在庫
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113.5( 114.0)
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▲ 0.4( 0.3)
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112.8
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2.0
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在庫率
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115.8( 119.2)
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▲ 2.9( 6.2)
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109.9
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3.8
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平成22年=100、( )内は前月確報値・前月比
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