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東京地裁は29日、 サントリーホールディングス(サントリー)が、アル コール度数ゼロのビール風味飲料を巡り、特許を侵害されたとして、アサヒビールに対し、アサヒの主力商品「ドライゼロ」の製造や販売の差し止めを求めた訴 訟の判決で、長谷川浩二裁判長は、アサヒの特許侵害を認めず、サントリー側の請求を退けた。サントリー側は控訴する方針。

有望市場となったノンアルコールビール市場は、サントリー傘下のサントリービールとアサヒがシェア首位を競っている。

 サントリーは、2013年10月、糖質やエキス分を一定の範囲内に調整したノンアルコールのビール風味飲料の特許を取得。今年1月、アサヒのドライゼロが特許を侵害しているとして提訴した。
 これに対し、アサヒ側は「特許の内容は、既存の製品から簡単に創作でき、サントリーの特許は無効」と主張していた。
 サントリーとアサヒは、過去にも発泡酒や缶酎ハイの商品名を巡り、商標権侵害などで、争った経緯がある。