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フォルクスワーゲンのイギリス法人は30日、不正なソフトウエアが搭載された車両が、イギリス国内ではおよそ119万台にのぼると発表した。
ブランド別の対象車両は、
フォルクスワーゲンが約50万8000台、
アウディが約39万3000台、
シュコダが約13万1000台。

フォルクスワーゲングループ・フランスは30日、不正なソフトウエアが搭載された車両が、フランス国内では約95万台と明らかにした。
ブランド別の対象車両は、
フォルクスワーゲンが約60万台、
アウディが約19万台、
シュコダが約6万5000台

フランスのロワイヤル・エコロジー相は30日、フォルクスワーゲンのほかルノーなどフランスのメーカーも含めて自動車メーカーを無作為に選び出し、同じような不正がないか、フランス政府としても近く調査に乗り出す考えを示している。
 なお、ドイツでは、280万台が対象と発表している。

ドイツの経済誌「マネージャー・マガジン」は30日、フォルクスワーゲン本社の関係者の話として、これまでに不正ソフトの導入に関与したか、早い段階で知っていた幹部社員も含む社員10人以上が停職処分になっていると報じている。

それにしても、VWの多くの人物が、不正ソフトの車両搭載に関与していたものと見られるが、内部告発や情報の外部漏れがないことから、潔癖症で口が堅いドイツ人の性格が、長期に渡り、情報漏えいをなしえなかったものと見られる。しかし、そうしたことが逆に今回は1100万台に不正ソフトという大問題を引き起こしている。そういえば、VWはヒットラーが国民車を造らせるために興させた会社でもあるが、国民車の製造は最初だけ、殆ど軍事用車両を造っていたとされる。社員はVW帝国の一員に過ぎないのか。