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米食品医薬品局(FDA)は19日、遺伝子組み換え技術により通常の2倍の速さで成長するサケを、食品として販売することを承認したと発表した。
世界ではさまざまな遺伝子組み換え作物が栽培されているが、動物での承認は初。
 サケは米ベンチャー企業が開発。成長が速く、少ない餌で育てることができる。FDAは、サケの栄養成分は通常の大西洋サケと変わらず「食べても安全」としている。
 環境への影響もないとみているが、現在はカナダやパナマの陸上施設でのみ養殖されている。
FDAは「今回の決定により米国内での養殖を認めたわけではない」としている。
以上、 
この勢いならば、しばらくすれば遺伝子組み換えヒトも大量に工場生産されそうだ。日本の人口減も安泰かも?

以前、スーパーの求めに応じて農薬を多量に散布した形の整った虫食いのない綺麗な野菜がスーパーの陳列棚で売られていた。当然、農水省が認可した農薬使用だ。
しかし、その怖さを知っている生産農家は、自家食用には農薬をほとんど使用しない野菜を作っていた。
そうしたことから、農村から一時、トンボなど昆虫類が激減した。

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米国では、FDAが遺伝子組み換え作物を穀物中心に広く認めている。しかし、肝心の小麦は食用として認めていない。

米国の目論見は、農薬巨大メーカーのモンサントのロビー活動の成果として、世界中に遺伝子組み換えの穀物を販売することであり、それに続き、製造技術に特許を持つ一代種子を販売することにある。この一代種子には、その種子にだけ効果がある除草剤の農薬がセットになっており、永遠に種子の販売と農薬販売で儲け続けられるビジネスモデルを世界で構築することにある。

米FDAや米農水省(USDA)の長官たちは、承認を下ろした後、食品会社や農薬会社など関係先によく天下りしている。モンサントも関係の元お役人たちを大量に雇用しているはすだ。

米国は、まず、世界にそうした穀物や種子を輸出する前に、遺伝子組み換えの食用小麦を米国で認可すべきではなかろうか。
 欧州では、遺伝子組み換え作物は問題ありとして、多くの規制をかけている。

ただ、日本の農水省当局は、米国様は将軍さまであり意見することはご法度にしており、追従している。
TPPでは遺伝子組み換え作物が大量に日本の食卓に並ぶことになる。

そうした時代の流れをモンサントおよび日本の当局が共同して演出している。
石原新太郎元都知事も遺伝子組み換え作物の輸入を解禁することだけはやめるべきだとTPPに反対していた。