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米労働省が6日発表した10月の雇用統計(速報値、季節調整済み)によると、景気動向を敏 感に映す非農業部門の雇用者数は前月に比べ27万1千人増えた。増加幅は市場予測(約18万人)を大幅に上回り、雇用回復の目安とされる20万人を3ヶ月 ぶりに上回った。失業率も0.1%減じて5.0%となった。
米連邦準備理事会(FRB)は12月に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で、9年ぶりの利上げに入る公算が大きくなった。

8月以降の金融市場の混乱は落ち着きつつあり、11月6日発表の米雇用統計も労働市場の回復をひとまず確認した。
ただ、賃金は伸び悩んでおり、物価の上昇圧力はなお弱い。イエレン議長らはぎりぎりまで経済指標を点検する。

こうした状況を受け、6日の米為替市場は、ドル高展開、円は2円近く値下がりして123円17銭前後で推移している。また、ダウ平均は、15ドル前後の小幅上昇で推移している(現地15時15分ころ)。