パリでは１３日同時爆発テロを受け閉鎖されていた学校や美術館などが１６日再開。ただエッフェル塔など観光客が多く訪れる場所は閉鎖されたままになっている。

 仏警察は１５日夜から１６日にかけ１６８ヶ所の家宅捜査を行った。これまでに２３人を逮捕、一連の攻撃の首謀者としてベルギー国籍を持つシリア在住の「ア ブデルハミド・アバウド」が浮上している。この人物は現在シリア国内におり、欧州で複数の無差別攻撃を計画したとの疑いが持たれている。この人物はモーレ ンベーク（失業率が特に高いベルギーの貧困街）出身の２７歳だという。

フランスのカズヌーブ内相によると、２３人の逮捕者のほかに１０４人が自宅軟禁状態に置かれている。

また、一連の家宅捜査を通してロケットランチャー（発射器）や自動小銃などを押収。記者団に対し「これは始まりにすぎない。こうした活動は今後も続く」と語ったという。
以上、報道