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米自動車部品小売りペップ・ボーイズの株はニューヨーク時間8日、16.30ドルで取引を終え、資産家で投資家であるカール・アイカーン氏の買収提示額である1株当たり15.50ドルを5.2%上回った。
同氏の提案は、ペップ・ボーイズが10月に同意したブリヂストンの提示額(1株当たり15ドル)を3.3%上回る。

一般投資家は、アイカーン氏、ブリヂストンあるいは第三者がさらに高値でペップ・ボーイズを買収すると賭けている。
ペップ・ボーイズは、35州の800ヶ所で店舗を展開、売上高は鈍化しているが、同社を買収する企業は車の保有期間が長期化している米国で迅速に事業を拡大する機会を得られる。

ペップ・ボーイズは8日、アイカーン氏から提示された条件について、「より優れた提案」をもたらす結果につながる可能性があると取締役会が判断したと発表。これが買収合戦の思惑をさらに煽った。

ペップ・ボーイズがブリヂストンとの合意を破棄したり、同社提案の受け入れを促した株主への勧告を変更することを意味するものではないが、今回の取締役会の判断により、同社はアイカーン氏の提案をさらに検討できることになる。

ブリヂストンは、買収の完了に向けて取り組んでいるとした電子メールの発表文以上のことについてはコメントを控えているという。
ペップ・ボーイズの買収合戦はまだ始まったばかりだとトレーダーは踏んでいる。
以上、

 ブリヂストンは、ハゲタカ相手ではペップ・ボーイズの値が吊り上がるだけだろう。合意文書に違約金条項はあるのだろうか。