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既報。11月24日に鹿児島地裁名瀬支部へ民事再生法の適用申請をした、ホテル経営と旅行代理業の(株)奄美エーストラベル(所在地:鹿児島県奄美市名瀬塩浜町*** )は12月3日、同地裁において再生手続きの開始決定を受けました。負債額は約4億5千万円。

再生債権の届出期間は平成28年1月22日まで、再生債権の一般調査期間は平成28年3月2日から平成28年3月16日まで。

事件番号は平成27年(再)第2号となっています。

 

既報記事
「奄美ポートタワーホテル」の(株)奄美エーストラベル(鹿児島)/民事再生申請

同社は、バブル崩壊後の平成8年10月に設立されたホテル経営と旅行代理店業者、リーマンショック前には離島ブームもあり、それなりの売上高を計上してい たが、その後は、低迷が続き、鹿児島県知事も中国に対して市内や霧島観光誘致に躍起になったものの、最近の中国客の誘致にはそれほど効果が上がらなかっ た。そうしたことから同社の旅行代理業もホテル経営も厳しいものとなっていた。ただ、最近、東京-奄美間にLCCのバニラエアが就航させたことから、客も 増加傾向にある。それまでの借入債務が重たく、再起を図るため民事再生を選択したもの。

 民事再生申請のため、ホテルの営業は当然継続されている。