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日本各地の農産物や食品などの特産品を国が地域ブランドとして登録する「地理的表示保護制度」について、農林水産省は初めての登録品目に「夕張メロン」や「神戸ビーフ」など全国の7品目を認めたことを発表した。
「地理的表示保護制度」は、生産者などでつくる団体の申請に基づいて、国が農林水産物や食品のうち産地名などを含んだ特産品を地域ブランドとして登録する制度。

農水省は今年6月以降、全国から申請のあった50余りの特産品について、地域との結びつきや品質管理が徹底されているかなどを審査し、このうち7品目を22日、初めての品目として登録した。

登録されたのは、

1、北海道の「夕張メロン」、
1、茨城県の「江戸崎かぼちゃ」、
1、鹿児島県の「鹿児島の壺造り黒酢」、
1、福岡県の「八女伝統本玉露」、
1、兵庫県の「神戸ビーフ」と「但馬牛」、
1、青森県の「あおもりカシス」
の7品目。

これらは、22日から国の登録を証明する認定マークを表示できるようになり、国内にとどまらず海外への輸出拡大などが期待される。
農水省は、登録されたいずれの産品も、長い年月をかけて培われた生産方法により生み出された地域の宝。今後も申請のあった特産品について登録をすすめ高品質な農林水産物の国内外の需要拡大につなげたいとしている。