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米石油・ガス関連サービス大手のエンタープライズ・プロダクツ・パートナーズは23日、米国産原油60万バレルを来年1月に輸出する計画だと発表した。
米政府による解禁決定を受けた初めての輸出という。米メディアによると欧州でディーゼル燃料などに使われる。
 米国の1日当たり産出量900万バレル超と比べると少ないものの、同様のケースが続けば世界的に供給過剰感が強まり、価格の下押し圧力となる。
 エンタープライズ社は声明で「われわれの知る限り解禁後初の輸出になる」と説明。輸出解禁は「米国の経済成長と雇用創出を促進する」と歓迎したとしている。
以上、

34ドルに突っ込んだ原油価格(WTI)は、米国における原油在庫が減少したことから、37ドル台まで戻している。
シェールオイルは、リグ数が減少していたが、採算度外視で再び稼動数が増加したこと、
OPECの会合で減産が打ち出されなかったこと、
イラン産原油の輸出が解禁されること、最大の原油輸入国である中国経済の低迷が鮮明になっていること
などから50ドルを割り、40ドルを割り、34ドル台へ、米原油在庫減少で37.76ドル(24日、WTI)付近まで上昇、市場では底を打ったのではと見られている。
欧州(西欧)市場はもともと北海原油とロシア産原油の市場、そこにアラブ原油が安価に入り、今回の原油相場の下落が始まった。それにシェールオイルで満タンになった米国産原油が加われば、米国以外の景気がよくならない限り、価格下落要因の何ものでもなくなる。