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山田博司氏が暴力団の代理人と書いたからといって、山田氏に損害賠償など請求される筋合いはない。

24年2月定例会(予算特別委員会)
https://www.youtube.com/watch?v=beqZk5KcD9I 

山田ひろし 平成4年に通称暴力団対策法が施行されて以来、政治家が反社会的勢力との交際を暴露されれば、一大スキャンダルとなり、閣僚が辞任に追いこまれたり、有力な議員が失脚した例は多い。

 2011年には民主党政権の法務大臣だった田中慶秋元法相が週刊新潮に、田中氏と暴力団との30年にも及んだ関係を暴露されて、法務大臣を辞任、次の選挙では比例復活もならず、落選している。

 また、人気タレントの島田紳助さんが暴力団関係者との交際を理由に芸能界を引退したことは記憶に新しい。

 長崎県議会議員、山田博司氏は平成18年2月の県議選に立候補する5ヶ月前の平成17年9月、暴力団幹部だった故浜村福雄氏が長崎新聞文芸賞なる賞を受賞した際、浜村氏が小指が第一関節から欠損していることから素性がばれると思い公の場に出席することを躊躇していた。

 そこで日頃から懇意にしていた現職の衆議院議員、山田正彦氏の秘書だった山田博司氏が長崎市長崎新聞社で行われた表彰式に浜村氏の代理で出席したのであ る。しかも、山田博司氏は親方の山田正彦氏の許可も了解もとらないで、無断で暴力団の代理出席をしていたのであるから、秘書として背任行為であり、二重に 罪は重い。

 暴対法では暴力団関係者との会食、ゴルフ、旅行など交際を繰り返すことについて、警察がその人物に対し「密接交際者」とみなし、認定を行うことを可能にしている。

上記の事実だけでも山田博司氏は「密接交際者」であり、県議として相応しくないと思うのは当然である。 

 現に長崎県は勿論、五島市でも暴力団関係者の結婚式に土建業者が宴席に出席したとして指名停止処分を受けた事実だってあったし、五島市の市議をしていた山田氏がそれを知らなかったとは言わせない。


 しかも、山田氏は現在、県議会の総務委員会の委員という要職に就いている。
総務委員会というのは警察等に関することを所管する委員会である。

 泥棒に泥棒の番をさせてるようなもんである。 

 上記の田中慶秋元法相が週刊新潮に暴力団との関係を暴露された時に一番問題となったのは田中氏が法務大臣だったからである。

 密接交際者と思われている山田氏が総務委員を辞職するのは当然ではないだろうか。