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産廃の木村メタル産業(株)(愛知県小牧市舟津柏瀬116-1、代表:木村光彦)は10月17日、名古屋地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、石井三一弁護士(電話052-933-2080)が選任されている。

負債額は約38億円。

同社は家電の再資源リサイクル業者で、岐阜県関市、埼玉県熊谷市、福岡県北九州市で5ヶ所に施設を設け、日本の家電の再資源化の一翼を担っていたが、旗振りの国は、当初設備投資に対し補助金は出すものの、その後は知らんぷり。同社は中国経済低迷による資源安により、採算性を悪化させ、5月10日に破産申請し、これまで在庫の廃棄物の安全処理を行い、一部、リサイクルセンターも売却され、今回の破産決定となった。

こうした事業については、準国営の事業として、国が運営会社を管理支援する必要もあるだろう。

既報のとおり。

既報記事
家電資源リサイクルの木村メタル産業(株)(愛知)/自己破産申請 熊谷市や北九州市も展開