高級婦人・紳士用服地の納谷テキスタイル（株）（東京都千代田区神田東松下町２８－２、代表：奥田隆夫）は１月２５日、事後処理を湯川將弁護士（電話０３－３２８０－０７２１）に一任して、自己破産申請の準備に入った。

負債額は約５億円。

同社は昭和５１年１１月設立の高級服地卸販売会社。以前は約２６億９５００万円の売上高を上げていたが、不況の浸透で高級服は売れず、高給取りも誂えなどしなくなり、同社の売上高は平成２７年１２月期では約６億円台まで売上高が減少していた。業況の回復の見通しはなく今回の事態に至った。