東京都は２８日、立川市の小学校で１０００人あまりが集団食中毒となった問題で、原因は給食の親子丼に使われていた「きざみのり」と発表した。

この問題は、今月１７日以降、立川市の７つの小学校の児童ら計１０９８人がおう吐などの症状を訴えたもので、東京都は先週、ノロウイルスによる集団食中毒と断定した。

その後の調査で、原因は、大阪市の「東海屋」が製造したきざみのりと特定されたと東京都が発表した。

「きざみのり」は、今月１６日の給食の「親子丼」で使われていて、仕入先に保管されていた賞味期限が同じ「きざみのり」からノロウイルスが検出され、患者のウイルスと遺伝子配列が一致したという。

また、和歌山県によると、１月、御坊市で、給食を食べた生徒ら８００人以上が食中毒となった問題で、原因となった磯和えにも同じ「きざみのり」が使われていたという。

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海苔は湿気・熱で腐れやすく扱いは難しい。しかし、東海屋は海苔のプロでもある。健康者以外の立入禁止など万全な衛生管理が求められる。