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「デザイナー達が創る家」などのコンセプトハウス(株)(茨城県ひたちなか市新光町38、代表:加藤和幸)は2月24日、事後処理を飯島章弘弁護士(電話029-353-7855)に一任して、事業を停止した。

負債額は約12億円。

同社は平成8年5月の「デザイナー達が創る家」などの木造建築会社。同社は、ひたちなか市、つくば市、水戸市の3ヶ所に展示場を持ち、価格帯の安い注文住宅から、比較的高価格帯の「デザイナー達が創る家」などを展開し、リーマン・ショック前には18億円以上の売上高を計上していた。

しかし、その後は住宅不況、東日本大震災、廉価な大手ハウスビルダーの進出などが相次ぎ、市場低迷の中、苦戦を強いられ、平成28年3月期には8億円台まで売上高が落ち、採算性も悪化させていた。

また、茨城県笠間市で手がけていた不動産分譲地のコンフォートタウン友部の販売も進捗せず、資金の固定化を招き、資金繰りにも窮するようになっていた。