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イランの首都テヘランで7日、政治と宗教の中心地がほぼ同時に銃撃犯に襲われた。過激派組織「イスラム国(IS)」系メディアは、ISが犯行声明を出したと伝えた。

銃撃犯は、テヘラン中心部にある議会と、同市南方にあるホメイニ廟に乱入した。
複数のメディアはいずれの場所でも銃声が鳴り響いたと報道。議会内などで少なくとも12人が死亡、多数が負傷した。
襲撃に関する報道から数時間後には議会内で爆発があり、情報省は自爆によるものだと説明した。

IS系メディアのアマク通信は、ISの戦士がイランの両拠点を襲撃したと報じた。テロ組織の活動をモニターするSITEもこれを伝えた。議会に対する襲撃は鎮圧され、治安部隊が実行犯4人を全員殺害したと、ファルス通信がツイッターで報じた。情報源は明らかにしていない。治安部隊が議会内の安全を確認しているという。
以上、報道

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イランの革命防衛隊は、テロはサウジが起こしたものと批判。サウジは一切関与していないと反論している。
自爆テロ犯は女装していたとの報道もある。

ISがイラクの第2の都市モスルを占領して久しいが、そのモスル奪還に向け、イラク軍と義勇兵軍が猛攻撃をかけている。ISはスンニ派、イラク軍はシーア派、義勇兵は実際のところはイラン兵でイランはシーア派一色、オバマがIS退治にイランと妥協。相変わらずイラク軍は戦闘で半人前、義勇兵たちが仕切っている。

イラン×ユダヤのイスラエル(過去、イスラエルが一方的に核開発施設攻撃)
イラン+イエメン×サウジ(イランと断交)、
サウジ(スンニ派・絶対王政)と南域で隣接するイエメンの親サウジ政権が、イランが支援するフーシ派に乗っ取られ、サウジは親サウジ政権を強力に軍事支援して再興させ、臨時政府を首都アデンに樹立、フーシ派(シーア派)は元北イエメンの首都サヌアに拠点に内戦状態。
北イエメンはサウジに接しており、サウジはGCC(湾岸協力会議)の支援も受け、大量の戦力をイエメンに派遣し親サウジ政権を支援、サウジ空軍も連日フーシ派拠点を空爆している。イエメンでは、そのほか、IS(スンニ派原理主義)やアルカイダ(スンニ派原理主義)が活動している。
カタールは、イエメンへGCCとして約1000人の軍隊を派遣している。
カタールは、ペルシャ湾ホルムズ海峡を隔てたイランとコンタクトしており、関係を持っている。
今回、サウジ主導で5ヶ国+イエメンの親サウジ政権+リビアのトブルク政権がカタールと断交した
(過去ガタフィのリビアは、現在、政府が2つあり、カタールはトリポリ政権を支持し、サウジと対立している)

トランプ、ホワイトハウス入りしている娘のイバンカと娘婿はユダヤ教徒、イスラエルが敵対するイランは、トランプにとっても敵。
サウジは親米だが、原油(米シェールオイルの増産で原油暴落)で対立、しかし、先般のサウジ訪問で莫大な兵器購入の約束を取り付け、トランプ政権唯一の成果を挙げた。トランプはうれしさいっぱい。サウジがイエメン関係でイランと断交、サウジとイスラエルが敵とするイランは、トランプにとって敵、イランと関係を持つカタールも敵とばかりに、サウジのカタール断交を支持した。
ところが、米軍幹部はカタールとの関係維持表明。カタールには、中東最大の米軍の前線基地があり、イランを睨み、湾岸原油全部が通るホルムズ海峡を監視している最重要な要所でもある。

トランプは、娘イバンカが可愛くて仕方ない。イバンカの申し入れでロシアが支援するシリア政府の空軍基地に59発のトマホークを撃ち込んだ。シリアもイスラエルの敵。ロシアは激怒したままとなっている。当のトランプは選挙戦でのロシアゲート事件に揺れている。

イバンカは靴ブランドを有し百貨店などで販売しているが、関係会社が中国で製造している。その中国工場が低賃金・過酷労働と、米国の労働監視団体が公表した。ところが、中国習はトランプを気遣い、監視団の中国メンバーたちを全員拘束してしまった。
中国ではこれまで、こうしたケースで監視員たちが罪をかぶせられ拘束されたことはほとんどなく、逆に外資進出企業を批判する材料にしてきた。マクドナルドの食肉加工場(米大手食肉加工会社の中国工場)を中国国営中央放送TVが、調査員を潜入させて隠し撮りさせ、報道、摘発した。
トランプに対する習の思いやり・政治的配慮となっている。

トランプは習に対し、イバンカの件でも借りを作ってしまった。その見返りに南シナ海を黙認してしまう可能性すらある。
ただ、トランプ政権には、軍関係者や国務長官のティラーソン氏のような全うな人たちも少しだけおり、衝突=辞任する可能性もある。また、混乱が続けば、コーク兄弟傘下の下院30議員以上が弾劾へ動く可能性もある。
家族・近親者たちの仲良しクラブ員ばかりのトランプ政権=ホワイトハウス。どうなることやら・・・。