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気象庁によると北アルプスの焼岳で、10日午前0時前から午前2時ごろにかけて空気の振動を伴う地震が6回観測され、同じ時間帯に山頂の西側約400メートルの斜面で小規模な白い噴気が出ているのが監視カメラで確認された。

噴気は、100メートルほどの高さまで上がったあと次第に弱まり、午前3時以降は確認されていないという。

今回、噴気が観測された地点は、普段から噴気が出ている場所とは異なるということで、気象庁は、現地に職員を派遣し、詳しく調査することにしている。

気象庁は、焼岳の噴火警戒レベルについて「活火山であることに留意」を示すレベル1を継続したうえで、今後、再び噴気が発生したり、火山ガスが出たりしているおそれもあるとして、注意を呼びかけている。

焼岳では、過去に繰り返し水蒸気噴火が起きていて、55年前の昭和37年には噴火に伴う噴石で火口付近の山小屋にいた2人がけがをしている。

焼岳のある長野県松本市では、今のところ登山ルートの規制などは検討していないということだが、登山客の安全を確保するため、山の西側の岐阜県高山市などとも協議して注意を呼びかけるための対応を検討する。

以上、

自治体は、登山客や観光客減を心配して、なかなか情報を発信しないことが、御嶽山噴火で証明されている。自分の命は自分で守る。そのためには、情報収集が必要だ。

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